街もテレビの中もラジヲの内容も私の周りの雰囲気もすべてクリスマスだ
今年もラメ色の喧騒がやって来た。
日本人は節操が無い。
仏陀の誕生日はあんまり興味がなく、ご招待されてもきっとスルーするくせに
キリストのお誕生祝いは呼ばれてなくても参加する。
クリスマスケーキやチキンを買うために長い行列に並んだり・・・
そもそもクリスマスって本当にキリストの誕生日だっけ?
なんて愚痴ってても彼女が出来て、
「プレゼントくれくれ光線銃」搭載のカワイイ瞳にロックオンされれば、
焼き芋でも喰っとけとは言えない。
でも近年、クリスマスは高級ホテルのディナーより
自宅でホームパーティーの割合が増えているらしい。喜ばしい事である。
と言うのもクリスマスとは本来そういうものだと思うからである。
「賢者の贈り物」と言う話をご存知だろうか?
貴方の都合も考えず高価なハンドバックやアクセサリーをおねだりする彼女に、
今年はこの本をそっとプレゼントしてみよう。
しかしそのあと
彼女の瞳は、かわいいキラキラ光線ではなく
絶対零度の冷凍光線を発射し始めるかもしれないが。
そうしたら君はクリスマスイルミネーション輝く夜空の、本当のお星様になれるんだ。
大切な人となら、
贈り物と共にクリスマスの精神を話題にしてみるのもいいかもしれない。
ま、共に過ごせる人が居るだけでも幸せと思うべきか。